新人が身につけておくべきこと
わたしは43才になります。入社19年目になり、今は企業ブランド部門の企画に所属しています。この部門にきて3年になる主任、係長レベルです。
あいさつをきちんとして!あいさつで印象も変わる
もともと、営業で入社したこともあり、ビジネスマナーどころか、ドレスコードや言葉遣いなどもかなり昔ながらの厳しい風習を仕込まれた世代になります。
今も営業部門に配属になる若手に関しては、昔と変わらない状態で教育されますが、あとは部門次第というところもあり、ビジネスマナーもまちまちです。
とはいえ、社会人として社内だけではなく、社外とも対峙するようになる以上はきちんとしたマナーを身につけておく必要があると思います。営業部門という観点ではなく、今のわたしの部門の観点から身につけて欲しいことをご紹介して行きたいと思います。
まずはなんといっても「あいさつ」です。これは社会人としてどういった場面でも必ず必要になります。職種に関係なくきちんと気持ちのいい挨拶が必要です。
どれだけメール文化が促進されても、最終的には人と人のつきあいです。そして、ファーストコンタクトであいさつがきちんとできないようでは、社会人としてのお付き合いができないというレッテルを貼られてしまうからです。
いたってシンプルですが「おはようございます」「お疲れ様です」「お先に失礼します」といった言葉が自然とでてくるような社会人になりましょう。
次にポイントになるのは「素直」な心と姿勢です。若いのですからどんどん積極的な姿勢をみせることはもちろん、重要なポイントになるのはいうまでもありません。しかしながら、周囲の先輩のみなさんのアドバイスや指導をしてくれるにも関わらず、しっかり汲み取る姿勢が見られないというのはよろしくありません。
自分にマッチするかどうかは別にしてまずは一旦素直に聞き入れて実践してみるといった姿勢と気持ちが重要です。
これが今、最低限必要だなと思う社会人としてのビジネスマナー、そして心構えです。そして、ここからは少し古いかもしれませんが企業によっては求められることがある新入社員へのビジネスマナー、心構えです。
ビジネスマナーは本を読んだだけでは身につかないところもたくさんある
むかしながらの営業という部門は企業によってはまだまだ存在します。そんな部門ならではのいまだに残る求められる姿はあるものです。
まずは就業態度です。朝の出勤時間はだれよりも早く、机の上をきれいにふいておく、机のゴミ箱の中は捨てておく、出勤を表すボードはきれいにしておくといった基本的なところをそつなくこなす態度が必要になるでしょう。
懇親会などもお店の予約、関係者の案内、お会計までこなせてこそ一人前。座席の指定や懇親会中の気配りなどしっかり周りを見渡せることができてこそ、社外に出しても恥ずかしくない人材になったなという評価を受けるようになるものです。
こうした部分はなかなか学生では身につけることもできず、かといってもマナー本を読んだからといって身につくものでもありません。
仕事と同じく実践の中で身につけていくものなのです。また、新入社員は、とにかく何でも率先して動くことを肝に銘じておかねばなりません。職場で必要となる委員やボランティア活動なども自ら率先して引き受けるくらいの気概があってこそ周囲から認められるようになるわけです。
こうして、一般的な必要なビジネスマナーや心構え、さらには厳しいレベルの心構えをご紹介してきました。
いづれにしても、企業や職場ごとにこうした内容は少しずつ異なるものです。まずはだれしもが実践すべき、学ぶレベルを、身につけた上でさらに職場に合わせたレベルアップを図っていく気持ちを持っておけば、大きな失敗はないのではないかと感じています。