企業のOBからみた若者の人間教育、新入社員


私は神奈川県から東京の大手町の某大手企業の総務の仕事をしていました。その間は20数年間でありましたが、それらを務め上げ、昨年定年退職を迎えた者です。

ゆとり教育を卒業し社会にでると厳しい現実が待っている

総務の仕事ですから人事関係にも携わり、採用時の面接に立ち会ったこともございます。更には、新人社員の教育や研修に携わったこともありました。そんな事で、最近の若者というか新人社員についての所管を述べたいと思います。

最近の若いモンとか、最近の若い世代はとか、いう言葉もよく聞かれますが、ゆとり教育とかゆとり世代は人間形成においても人としての基本的なことを疎かにしがちです。

家庭では甘やかされて、学校では4年間の大学生活もゆったり、のんびりとした生活に浸かってしまって、社会に出て順応するまでは時間がかかりそうです。

しかし、考えてみれば今の若い人は(言ってしまいました)自分たちの意思とは関係なく教育方針としても「ゆとり教育」という教育環境もそうですが、世の中、社会全体が平和とか自由とかが優先されて、チョットの問題にしても事大主義になっているような気もするのです。

今の政治そのものが年寄り向きになっていって、若い人をホッタラカシたり、野放しにしていることも要因の一つと言えるでしょう。特に、政治的には借金大国で、其のツケは若い世代に払わして、そして挙句の果ては若者批判というのは、今一度考えなければならないことでも有るでしょう。そんな世の中でも大学卒業して就職して社会にでると、とたんに厳しい世界が待っている事は事実なのです。

それに、若者の中には大学時代には勉強は苦手だけど、会社に就職して仕事に関しては充分に頑張ってる人達がいるのも確かです。其のような中でも多くの若者の中でもマダマダ人間教育というか、社員教育、新人教育と言うのは不可欠なもの、必要なものとも最近では言われているのも確かです。

基本的には会社組織の中ではどのような人間教育、特に新入社員が必要かを考えてみたいと思います。此のことは社会的なマナーとしても必要なことになりますので。

新人社員として基本的なマナーとしては、気がついたところでは、出退社時のマナーや挨拶、職場やオフィスでの明るい態度、仕事やデスクに向かっている時の姿勢の良さ、周囲の仲間への配慮を怠らない、時には電話の応対などはテキパキと素早く、そして新人は特に雑用や雑務などは積極的に引き受ける、名前を呼ばれたら返事は短くハキハキと、そして目上の人との接し方は丁重に、更には仕事時間中の自分の存在位置は明確に、などなど色々と気を使わねばならないことが沢山あります。特別難しいことでは有りませんし極めて常識的なことです。

基本的なビジネスマナー。何より大事なのが時間厳守

更に必要なのが社会人のマナーやビジネスマナーの基本というかその心構えについてです。

その第一は「時間厳守」ということです。先ず、遅刻は絶対に禁物ですし、少なくとも始業時刻の数分前までには現場や事務所、オフィスに到着している心構えが必要です。此のことは特に営業関係において取引先の会社や企業を訪問する際でも重要な心がけになります。時間にずぼらな人は身内の人はおろか、会社全体の信用やイメージが悪くなってしまうのでご注意が必要なことです。

次に、仕事に対する責任感と自分の地位的自覚ということになります。
勿論、サラリーマン、労働者というのは給料を戴いて、自分や家族を養っているのです。給与は労働の対価であるのは当然ですが、お客さがあってその対価が発生し給料を貰っているのです、其のことを充分に自覚する必要があるのです。

強いていうなら労働の対価というのは会社、企業が利益を得る為に労働力を確保していますし、私達は其の労働力を提供してその対価を戴いているのです。自分の責任ある行動や仕事が会社や自分に利益をもたらしているということを認識して行動する必要があるのです。

次に、与えられた仕事に真摯に取り組み早急に与えられた仕事を吸収し覚えるということです。とかく新入社員といいますと未だ新人ですからという自分で決めつけてしまい、其の立場に甘えて、やたらと質問ばかり繰り返していては組織の中の一員としては戦力外だという認識をされてしまい、其のような評価を与えられてしまう恐れもあるからです。

先ずは、学校の授業と同様に教えてもらったことは必ずメモをしながら真剣に取り組むことです。其れは繰り返し同じ質問をしないばかりか、将来の自分にとって必ず役に立つことになるからです。そのことは自分の会社の組織や企業としての方針を理解した上で、更には、積極的意味での疑問や提案が生じ利益に繋がる可能性もあるからです。

次に、企業として組織の一員としてのルールを把握し守るという心構えです。組織の中には具体的なルールも有れば、暗黙のルールというのもあるのが普通です。

其れは、企業独自のルールにも繋がるもので、組織としてのバランスをとる為に制度化されたものもあるのです。 自分の意見や異論も大事であるが、其れはルールの範囲を守ることを前提に行なうことを意味するもので、それらのことをを把握する事が重要なことです。