予備校の新入社員に求めるマナー!

私は現在勤務4年目の予備校で、校舎の責任者として働いています。その職務の中でどうしても新入社員に守ってほしいと感じることがあったので、今回は新入社員にこれだけは守ってほしい予備校の最低限の3つのマナーをご紹介していきます。

1.報・連・相

まず、1つ目は報告・連絡・相談、いわゆる報連相です。これはどこの業界でも当たり前のことではありますが、これが出来ていない人は非常に多いのです。また、予備校という業界は子供の人生を預けていると感じている親御さんも少なくはないため、普通の人がとても些細だと感じるようなことでも注意深く生徒を見ていかなければいけません。そのため、生徒の少しの変化に対してもこまめに家への連絡を入れる必要があるため、何事においても文書に残す癖をつけ、情報の共有をしていくことが最初に覚えてほしいことになります。
予備校に求められているサービスは、授業やテキストだけではありません。生徒の管理も大切な役目になりますので、生徒の変化を見逃すことはそのまま、退塾という契約打ち切りにつながってしまいます。

2.生徒との距離感

次に、新入社員にお願いしたいのは、生徒との距離感を適切に保つことです。これは正直、完璧な距離感を作ることを求めたりはしません。なぜなら、この生徒との距離感というのは、ベテランの予備校スタッフでも頭を抱える点だからです。

予備校の運営スタッフは、講師との兼任をしている場合以外、直接的にものを教えることはあまりありません。そのため、事務の人といった形でなめられてしまったり、友達のように思われてしまうこともあるのです。しかし、そうなってしまっては、生徒の管理の役目を果たすことなどできるはずもないので、生徒との距離感はとても大切なのです。目指していくのは生徒から見て、頼りがいがありかつ冷たくはないと感じられることです。

ただ、先にも述べた通り最初からそれを完ぺきにこなすことを求めるのは酷なので、最低限友達のようになってしまわない、冷たい人間だとは思われないことを目標にしてほしいと考えています。それだけであれば、生徒に対してしっかりと敬語で話す、相談には親身に乗ってあげるという点にさえ注意すれば目標の達成は可能です。

3.信頼を失わないようにすること

最後にもう一つだけ、お願いしておきたいのは、運営スタッフと講師職を同じ仕事だと考えないようにすることです。予備校では、運営スタッフと講師職は非常に密な連携を求められます。しかし、運営スタッフには運営スタッフの、講師職には講師職のなすべき方向性や職務内容が存在しています。そのため、生徒への話し方、身なり、周囲へのふるまい方など数えだせばきりがないほど差異をつけなければいけない点があるのです。

特に運営スタッフがやってしまうとまずいのは、自分の勤めている予備校の批判です。講師職の方は、授業内容において仕方なく予備校の一部システムを批判するようなネタを、取り入れる場合があります。これもやめてほしいものではありますが、運営スタッフがこれをネタとしてでも口に出すのは、絶対に許されないことです。講師職の方は、生徒に自分を信じさせて、成績の向上に努めるのが仕事です。しかし、運営スタッフは予備校自体を信じさせて生徒を合格に導くのが仕事です。だからこそ、運営スタッフが予備校自体の否定をすることはしてはいけないのです。もちろん運営スタッフも自信を信頼してもらえるように努力をする必要はありますが、前提の順番として、予備校を信じたうえで自分を信じてもらうようにしていかなければいけません。
生徒への話し方も講師職の方は、多少偉そうであってもかまいませんが運営スタッフはNG、身なりに関しても講師職の方はキャラづくりのためにある程度崩した格好でも問題はありませんが、運営スタッフはNGです。このように、講師職と運営スタッフは最終的な目標は同じであったとしても、そこに至るまでの方法は異なってくるため、決して混同しないようにしていきましょう。